安永大地(Yasunaga, Daichi)

金沢大学 人間社会研究域 歴史言語文化学系

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授業資料など

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  • 価値と情動の認知科学
  • 言語と認知A1A2
  • 音韻論基礎1,2

指導の方針

研究の興味に書いた通り、私の専門は「母語話者が言語を理解する仕組みの解明」です。特に、「日本語母語話者(1)日本語(2)理解する(3)仕組みの解明」です。これに近いテーマを選択すると、私が蓄積してきた知識や技術をお教えすることができます。逆にここから離れれば離れるほど、私の興味から遠くなるので、伝えられる知識や技術が減ることになります。下線部(1)はさまざまな言語の母語話者を対象とすることができますし、下線部(2)もさまざまな言語を対象とすることができます。また、下線部(3)は「理解」以外にも「産出」「獲得」「学習」などのキーワードがあります。もちろん下線部を多少書き換えたことに興味がないわけではありませんが、あまり多くのことをお伝えすることができないので、学生・教師の両者にとって良いマッチングだとは思えません。

研究の方法論についても同様です。私はさまざま実験手法によって得られた数的データに基づく考察を行っています。したがって、私と一緒に研究をするのであれば、実験を行なうことが必須です。スタート時点では、実験に関する特別な技術や知識は問いませんが、少なくともパソコンでの作業が嫌いでないこと、基礎的な実験実習を自分で行えること、機器のマニュアル類を根気よく読むことができるといった資質は必要だと思います。心理統計法に関する基礎的な知識や解析法についても身につける必要があります。

大学院生(大学院を目指している人)は上記についてしっかりと理解した上で私を指導教員に指名して欲しいと思います。大学院に進学することは自分の将来に大きく関わることだと思います。自分の研究指向と教員の研究指向がマッチしないことには有意義な大学院生活は送れません。2年(5年)はあっという間に経ってしまいますので、慎重な教員選択を行ってほしいと思っています。

学類生は多少は「母語話者が言語を理解する仕組みの解明」から離れても構いません。自分が興味があることを研究してください。そのお手伝いをするつもりです。「興味があることを研究する」のは大変なことです。まずは何に興味があるのかをかなり具体的につめていく必要がありますし、そのためにどんな方法をとればいいかをあわせて考える必要があります。最終的な決断は自分でしなければいけませんが、途中の作業は教員と一緒に進めればいいので、まずは相談に来てほしいと思います。

私を指導教員にするには

大学院での指導教員を私にするには2つの方法があります。人間社会環境研究科 人文学専攻 「専門深化型プログラム 言語学」を選択する方法と「学際総合プログラム 認知科学」を選択する方法です。入試が大きく異なるので、研究科のホームページの概要入試情報をよく読んでください(研究科のHPの更新頻度が低く、まだ私の名前が出てきませんが、きちんと指導教員になることができます)。大学院では博士前期課程(いわゆる修士課程)、博士後期課程(いわゆる博士課程)の両方を担当しています。博士課程に進学するかどうかは重大な決断だと思います。指導方針の都合で、修士1年生が終わるまでに決めてもらうつもりです。また、いきなり大学院に入学するのではなく、半年なり1年なり研究生として勉強するのも良いと思います。その間に基礎的な知識を増やすことができますし、教員とのマッチング期間と考えることもできます。

学士課程(学類教育)でも私を指導教員にする方法が2つあります。人文学類に入学後、1年終了次に2年次以降に所属するコース・主履修分野を選択します。そのときに「言語文化学コース言語学主履修分野」を選択し、3年次冬から始まる卒論指導で指導教員を選択します。もう1つは平成28年度入学生から始まった、人文学類特別プログラムです。この中の1つに「言語認知科学」というプログラムがあります。従来の専門分野の枠組みを越えての履修ができるプログラムです。言語文化学コースの学生が選択することができます。このプログラムの担当教員ですので、この制度を利用して指導教員に選ぶこともできます。

どのような方法であっても、私を指導教員に選んでくだされば、その期待に応えられるようにするつもりですし、ぜひ楽しく学んでほしいと思っています。

主任指導教員として指導した修士論文

2016年度

  • 2016年7月学位授与 周 歓 「日本人中国語学習者の成語の理解に文脈が与える影響 -文脈の違いと意味の透明度の効果-」
  • 2015年度

  • 2016年3月学位授与 Campos Losada Santiago "Embodied Cognition Leads to Situation Exemplar Semantics"
  • 主任指導教員として指導した卒業論文

    2017年度

  • 「名詞化接辞「-み」の新たな用法について -Twitter上での使用例に基づく検討-」
  • 「複合語の短縮に特殊モーラが与える影響 -外来語2つからなる複合語を用いた調査-」
  • 2016年度

  • 「コーパスを用いた日本語分裂文の産出頻度の検討」
  • 「N400の性質の違いからみる言語処理と描写ジェスチャー処理の関係」
  • 「日本語の文章理解における推論処理」
  • 「多義的なオノマトペはどれほど多義的か」
  • 「日本人英語学習者による冠詞脱落エラーと形容詞の関連性」
  • 2015年度

  • 「日本語の語種選択における語種イメージと文脈イメージの相互作用」
  • 「日本語学習者による日本語文字体系の処理について -ストループ課題・逆ストループ課題を通じて-」
  • 2014年度

  • 「ドイツ語学習者のOS語順の文理解」
  • 「日本語における音象徴と明度 -聴覚刺激を用いた実験による検討-」
  • 2013年度

  • 「日本語における主語関係節と目的語関係節の予測可能性について」